疾馬の設計図

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zoom RSS 今回の執筆技法について

<<   作成日時 : 2014/04/01 17:10  

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 3月31日、新人文学賞の締切でした。今回は、今までとはかなり執筆技法を変えました。せっかくなので、個人的な備忘録の意味合いも込めて、この場で紹介させていただきます。もちろん、このやり方が正しいというわけではありません。ただ、なかなか思うように小説が書けないという人にとっては、少しくらいは参考になるかもしれません。
 ちなみに今回のプロット技法については『アウトラインから書く小説再入門』(K.M.ワイランド)という小説技法紹介本に書かれていた内容を大いに参考にしています。初心者向けの内容ではないですが、オススメですので、もし興味を持ちましたらぜひ読んでみてください。
 それでは早速。


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【STEP1】ブレインストーミング
 要するに、アイディア出しですね。参考文献のお勉強も含む。思いついたことは、ひたすらノートにメモしていく。ちなみに僕はA5サイズの無地ノートを愛用しています。持ち運びに便利なサイズだし、罫線があるとそれに従って丁寧に書こうという意識が働いてしまうので、無地のほうが書きやすい。

【STEP2】起承転結
 出されたアイディアを使って、ストーリーラインを組み立てていきます。ノート見開き1ページorA4用紙を四分割し、それぞれ【起承転結】と割り振って、アイディアを適当なマスに当てはめていく。アイディアが足りないと思えば、またブレーンストーミングして、表を書き直します。【起承転結】はあくまでも目安で、別に4章構成にするという意味ではありません。

【STEP3】プロット作成
 ストーリーラインが大まかに固まってきたら、プロット作成。書き方は好みによるかもしれません。僕は今回、最初の段階から台本を作るつもりでプロットを書きました。実際の原稿から細かな描写を省き、文章を簡略化したような感じ。最終的なプロット枚数は、400字詰め原稿用紙換算150枚ほどになりました。
 他にも【STEP2】のストーリーラインに、全体的に少しずつ肉付けをしていくやり方とか、いろいろあるかと思います。重要なのは、ストーリーにおかしな展開がないか、また設定に矛盾がないかをチェックすること。本文を書き出す前に、細部にわたる設定不備をすべて解消するつもりでプロットを作ります。

【STEP4】プロット確認表作成
 プロットも合計100枚ほどになってくると、一見しただけではストーリーの流れをつかみづらいです。そこでプロット確認表を作成。1セクション(約10〜30枚程度?)ごと、1章ごとの執筆予定枚数を計算し、章ごとのボリュームのバランスを確認します。偏りが出るようならばシーンの削減や追加を行なう。また主要登場人物にきちんと試練が訪れるかなど、ストーリーの起伏についてもチェック。それから場面の偏りがないか(いつも同じ場所ばかりが使われていないか、など)、登場人物の偏りがないか(主要登場人物なのに、後半の1シーンくらいにしか登場しないキャラはいないか、など)についても確認。

【STEP5】プロット推敲
 確認表などを参考にしながら、不備がなくなるまで推敲します。本文執筆後の推敲よりも、この時点でのプロット推敲に重点を置いたほうがよいと思います。本文執筆前ならば、いくらでも修正が利きますからね。

【STEP6】本文執筆開始
 不備がなくなってきたら、いざ執筆開始。ここで注意するのは、プロットを参考にはしますが、そのまま書き写したりはしない、ということ。プロット作成に使う脳と、本文執筆に使う脳は違うらしい。プロットはあくまでもプロットです。あくまでも展開の参考にする程度に留めましょう。
 またいくらプロットの段階で不備を解消したとしても、本文を書いているうちに出てくる不備も必ずあります。またストーリーの流れについても、実際に本文を書いてみないとイメージしづらい部分があります。少しでも違和感を覚えたら、早めに積極的に立ち止まってみること。早い段階であればあるほど、修正は利きやすい。プロットを過信しすぎないように。
 それから毎日新しい文章を書きはじめる前に、昨日書いた部分の推敲を行なったほうがいいと思います。最後に一気に推敲したほうがやりやすいという人もいるかもしれませんが、個人的にはこつこつとやっていくほうが好き。長文を一気に推敲すると、どうしても途中でムラッ気が出てくるので。これには、不備に早めに気付けるという利点もあります。

【STEP7】本文推敲
 すべてを書き終えたら、納得がいくまで全体の推敲。


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◎この方法で書いてみての感想◎
【利点】

 ・第一稿の赤入れ箇所が明らかに減った
 ・書きはじめる前から、ストーリー全体のバランスがわかっているので安心、ペース配分がわかりやすい
【欠点】
 ・プロットを過信しすぎると危険。あくまでも参考程度に。

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